仕事の種類によって異なる就業ビザ

多くの人が誤解をしているようですが、労働ビザは一人当たり1種類しか取得することができません。例えば、高校の先生として日本で仕事をするために「教育」という分野の就業ビザを取得しながら、日本国内でアナウンサーとして仕事をすることはできない、ということになります。就業ビザの種類は15種類あり、仕事に応じて教授や報道、医療、教育、介護等取得する就業ビザの分野が異なるのです。そして一人当たり1種類しか取得できないという事は、その就業ビザの分野の仕事しかすることができないということになり、先ほども述べた通り教育のビザを取りながら報道の仕事ができない、という状態になるのです。

そのため、日本国内においても外国人を雇用したいと思う場合、「就業ビザを取得していますか?」などと聞くことがありますし、これは海外においても同様です。しかし、この質問は何の役にも立ちません。というのは、外国人が就業ビザを取得していたとしても、その仕事に関するビザでなければいけませんし、もう少し細かくいうならばその就業ビザを取るために申請した雇用契約書に関する仕事しかすることができません。そのため、例えば教育という分野の就業ビザを持っていたからといって、勝手に他の学校で仕事を始める、という事はできないのです。

就業ビザを取得して仕事をするのであれば、ビザをしっかりと守らなければいけません。特に就業ビザに関しては基準が厳しくなりつつありますので、もしも就業ビザの基準に合わないことをしてしまえば、最悪の場合は強制送還ということもあり得るのです。